塩を楽しむ

【塩の豆知識】盛塩が持つ意味とは?男性を呼び寄せるためだった!?

盛塩は何のためにあるか皆さんご存知ですか?

たまに見るけど改めて考えると何だろう?という方も多いでしょう。

 

主に、商気の「招客」と「穢れ払い」の意味を併せ持ち、それぞれ由来や歴史的な背景が異なっていると言われています。一般的に知られている使われ方は「穢れ払い」だと思います。例えば、よく葬式にいったあとなど、玄関に盛塩を準備しているご家庭も多いですよね。

夜のお店(スナックやバー)に行くと入口に盛塩がよく置いてあります。これはどういう意味?という方もいるのではないでしょうか?

 

そこで、あまり知られていない「招客」目的で使われるのはなぜかを調べました。

 

盛塩は男性を呼び寄せるためだった!?

先程もご説明した通り、盛塩には「招客」の目的で使われています。

 

平安時代まで遡りますが、貴族の間での結婚形式が「通い婚」と呼ばれるもので、男性が気に入った女性の家へ牛車に乗ってやってきていました。女性たちは、男性に来てもらえるよう軒先に塩も盛っていたと言います。すると、重い荷物をもって疲れた牛は塩を補充しようと舐めに軒先の盛塩目掛けてやってきます。

そのようにして、当時の女性は男性を引き寄せるために盛塩を使っていました。その習慣が今でも残っており、商売繁盛・客寄せの願掛けで今もお店の入り口に塩が盛ってあるということですね。

※由来については、いくつか諸説があります。